Oriume
折り梅
- 公開日
- 2002年3月16日
- 上映時間
- 111 分
- カラー
- Color
- 上映フォーマット
- -
【監督】
【プロデューサー】
【キャスト】
【スタッフ】
【製作会社】
エッセンコミュニケーションズ
【解説】
前作『ユキエ』で老夫婦のゆったりした生活を撮った松井久子が、本作では若い人たちの生活のリズムからはみだしてしまった老人を描く。公園で油絵を描く政子(吉行和子)とそれを見守る巴(原田美枝子)。この二人が痴呆症という病を乗り越えるまでには、長い葛藤を経なければならなかった。一人暮らしだった政子は、三男の祐三の戸建住宅に引き取られてすぐアルツハイマー病を発症する。巴はヘルパーを頼み、あるグループホームを祐三と訪れ、政子を預けることに決める。別れの当日、巴は政子の生い立ちを初めて耳にする。幼子を捨てた母が政子に教えた折り梅のこと、里子に出され、お針子として働き、子供4人を残して夫がなくなった時のこと。巴は政子を預けるのをやめ、近くの寺のデイケアに連れていく。そこで政子が始めたのが絵だった。夕陽に染まる坂道を、公園にいる政子のもとへと、巴は自転車のペダルをこぐのだった。
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