Akujo no kisetsu
悪女の季節
- 公開日
- 1958年11月30日
- 上映時間
- 110 分
- ジャンル
- 劇映画
- カラー
- -
- 上映フォーマット
- -
【監督】
【キャスト】
【スタッフ】
【製作会社】
松竹
【配給会社(国内)】
松竹
【解説】
老人の莫大な財産を狙う悪女二人を軸に、人間の欲望を風刺的に描いたもので、菊島隆三のオリジナル・シナリオを渋谷実が監督したサスペンス・コメディ。撮影は長岡博之。山田五十鈴、岡田茉莉子に、伊藤雄之助・東野英治郎・三好栄子などのベテラン、杉浦直樹・川口のぶ・丸条映子らの新人が出演する。
八代泰輔は財産家である。もと三流地の芸者・菅原妙子と、少し気の変な婆やと三人で暮らしている。妙子は正式の妻ではないが、まめまめしく仕えている。彼の遺産が目当てなのだ。八代は六十八歳だが、肉体的には二十歳も若いと保証された。病院から帰ると、彼は脂っこい物を精力的に食うのだ。妙子はガッカリし、それを眺めているうち、怒りがこみあげてきた。その後、彼女は満腹になって寝た彼を婆やの過失に見せかけてガスで殺そうとする。しかし妙子のもと馴染客・片倉が訪ねてきて失敗した。片倉は羽ぶりのいい指圧師だったが、今はもぐりのタクシー運転手に落ちぶれていた。彼は妙子に借金に来たのだが、彼女の八代殺害の失敗を気づいた。妙子は彼を泣き落とし、片倉を八代殺しの仲間に引き入れた。分け前は金と八代の眼玉である。片倉は片目が使えず、替え眼玉が必要だった。二人は、八代を首つり自殺に見せかけようとしたが失敗する。妙子らは殺し屋の秋ちゃんも仲間に入れた。妙子のもとの情夫との間の娘で、薬学生の眸が現れ、八代に百万円出せば縁を切ると申し出た。彼は正式な結婚をすれば金をやると云った。ある晩、眸が帰って来ると、八代の寝台にグサリとナイフを突きさす人影があった。ベッドは空だった。その若い男は八代の甥・慎二郎で、八代が父を殺し財産を奪ったと思い込み、復讐に燃えていた。眸は彼に同調し、彼と手を組んだ。そんななか八代は浅間の別荘に行くことにした。
【映連データベースの作品紹介ページより】
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