Kaze no naka no mendori
風の中の牝鶏
- 公開日
- 1948年9月17日
- 上映時間
- 83 分
- カラー
- Monochrome
- 上映フォーマット
- 35mm
- 字幕入り上映
フォーマット - 英語 (35mm)
【監督】
【キャスト】
【スタッフ】
【製作会社】
松竹
【配給会社(国内)】
松竹
【解説】
間借り生活の時子(田中絹代)は小さい浩をかかえ、まだ復員してこない夫修一(佐野周二)の帰りを待ちわびていた。時子は頼りにしている友達秋子(三宅邦子)を時折訪ねては、一枚、二枚の着物を託し、それを同じアパートの織江(村田知栄子)に買ってもらうのだった。今日も時子は秋子を訪れた。織江はそうした時に「時子さん、きれいだからその気になりゃ、こんなことしなくてもいいのに…」と言うのだ。その日家に帰った時子は、突然の浩の発熱に驚きうろたえて近所の病院へ走った。浩は急性大腸カタルであった。何本も注射が打たれ、なんとか命だけはとりとめることが出来たが、次に時子の上にふりかかって来たものは病院の支払いであった。彼女はどうすることも出来なかった。迷った時子の足は織江を訪ね、そして月島のいかがわしい家に、知らぬ男との一時を過ごしてしまった。数日後浩は無事に退院した。秋子は織江の口から時子のことを知って驚き、時子をなじった。「何故私にいってくれなかったの?」だが時子にしてみれば、貧しい秋子に相談して秋子を困らせたくなかったのだ。それにしても何という馬鹿なことをしてしまったのだろう。時子は、犯した過ちの大きいことに、今更胸をしめられる思いであった。そうしたある日、突然夫修一が帰って来た。修一はつい最近浩が病気をしたことを知り、病院の支払いをどうしたかと尋ねるのに、時子は胸がつまって答えることが出来ない。何か疑惑を感じた修一に強く問いつめられ、ついに時子は何もかも言ってしまうのだった。
【松竹公式資料より】
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